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育成
本品種は、「川中島白桃♀」×「ゆうぞら♂」の交雑実生から選抜育成された極晩生の品種で、極晩生品種群の中では今までにない、ずば抜けた品質を有しており、食味は極めて優れている。
成熟期は、「黄ららのきわみ」とほぼ同時期で、育成地の福島県国見町において9月15日頃から収穫始めと思われる。花芽の着色は良好で、花粉はほとんど無い。
果実の外観
果実の大きさは350〜450g位と大きく、果形は扁円形である。
(近年は極大果を嫌う傾向があり、果実の大きさは有利な点である。)
果皮の着色は少なく、着色しても淡紅色で着色しにくいタイプである。
縫合線部に緑地色が残る。
有袋栽培を前提として、美しい白色の外観を生かした販売が有利と思われる。
(今までは無袋栽培のため、平成17年に有袋試験を行う予定である。)
果実の品質
収穫後に後熟すると溶質になり、今までの極晩生種に優る高品質である。
果汁がすこぶる多く、高糖度で甘味が強く(15〜17度)、食味は極めて良好である。
早採りすると、やや渋みが残ることがある。
(JA県北地方営農指導推進協議会果樹部会)
(1)平成16年度モモ極晩生品種検討会
(平成16年9月14日、県果樹試験場にて開催)
品種名
サンプルの収穫日
果実袋の有無
産地の収穫期
始〜盛〜終
果重g
平均
糖度
硬度kg
備考
天香モモ11号
9/11
無袋
9/12〜1〜20
460
17.3
1.30
実生原木樹産、平成12年初成り
【1】試食結果:
今回の検討会のサンプルの中では、糖度が最も高く、肉質も滑らかで良く、食味も美味しく最も高い評価であった。外観は着色が少なく、縫合線に緑地色が残り、見た目はあまり良いとは言えない。
【2】まとめ:
この時期の白肉種としては、品質が極めて優れており評価が高く期待できる。また、外観は有袋栽培することにより、改良されると思われる。
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