佐藤錦/選抜系
佐藤錦/選抜系(さとうにしき )Selected - SATONISHIKI
- 来歴
- 山形県の佐藤栄助氏が「ナポレオン」×「黄玉」を交配育成し、昭和3年に中島天香園初代岡田東作が命名して奨励した品種で、当社では山形県東根市において選抜された優良系統の穂木を使用して苗木生産を行っている。
- 果実
- 果重は7〜8g位(摘蕾・摘果により10〜12gの大果になる)で、果形は短心臓形、果皮は黄色地に鮮紅色の着色し、ルビーの如く外観が優れる。果肉は多汁で甘味に富み食味極めて良く、品質はサクランボ品種中で最高の主力品種である。
- 熟期
- 「高砂」よりやや遅く、福島市では6月中旬頃からである。
- 樹性
- 樹勢は旺盛で樹姿は直立性、結実良く豊産性である。本種の授粉樹には「ナポレオン・香夏錦・高砂・紅さやか・紅てまり」が適する。